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「無添加の調味料はどう選べばいい?」
「化学調味料不使用のものは本当に安心?」
こんなお悩みをお持ちではないですか。
無添加を心がけたい方にまずおすすめなことは、調味料を見直すこと。
たとえば、「しょうゆ」と一括りに言っても、「原材料や造り方はすべて同じ」ではありません。
さらに要注意なのは、パッケージに「無添加」と書かれたもの。
無添加と謳っていても、体に良いとはいえない原材料が使われているものもあります。
今回は、おすすめの無添加調味料を「選び方のポイント」を交えながら、くわしくご紹介していきます。
無添加の調味料やマグネシウムやビタミンなども豊富。余計なものが入っていない分、料理の味も決まりやすく、素材の旨みを感じることで味覚も整います。
まずは、味付けの基本「さしすせそ」の調味料について、ご紹介しています。
それでは、ひとつずつくわしくみていきましょう。
砂糖にこだわるなら、「精製糖」より「含蜜糖」がおすすめです。
精製糖と含蜜糖の一例はこちら。
精製糖は不純物やミネラルが取り除かれています。
体内に吸収されるスピードが速く、血糖値の急上昇が心配されます。
一方、含蜜糖は白砂糖に比べ精製度が低く、アミノ酸やミネラルを含んでいます。
血糖値の上昇も緩やかです。
幅広い料理に使いやすいのは、 ムソーオーガニックの有機てんさい糖。
ちなみに、てんさい糖の原料「サトウダイコン」は農薬がたくさん使われている作物。
てんさい糖を選ぶなら、有機JAS認定のものがおすすめです。
そのほかのおすすめ砂糖や砂糖の代用は、こちらの記事をチェックしてみてください。
▼ てんさい糖は農薬まみれで危険?おすすめの砂糖7選 ▼
塩を選ぶなら、「海水」を原料にした「天日」や「天日・平窯」で作られた天然塩がおすすめ。
昔ながらの製法で作られた塩は、カリウム、マグネシウム、カルシウムなど多くのミネラルを含みます。
ミネラル豊富な塩は、ほんのりとした甘み、うまみ、コクがあり、奥深い味を楽しむことができます。
おすすめは、海の精 あらしお 500g。
このお塩で作ったおにぎりは絶品!
シンプルな料理でもしっかり味が決まります。
そのほかのおすすめ塩は、下記の記事を参考にしてみてください。
▼ 精製塩はしょっぱいだけ ~ミネラル豊富な塩の選び方~ ▼
酢にこだわるなら、原材料は「米」だけの純米酢がおすすめ。
市販のものの多くには、米以外に、アルコールやアミノ酸液、糖類など、さまざまな添加物が使われています。
おすすめは、老梅 有機純米酢。
酢のツンとしたキツい香りがないお酢。
「フルーティーでワインのよう」という口コミがあるほど、まろやかな味わいです。
有機米を使っていて高品質にも関わらず、良心的な価格設定もうれしいポイントです。
スーパーでしょうゆを選ぶとしたら、シンプルな原材料で作られた「丸大豆しょうゆ」がおすすめです。
さらにこだわるとしたら、
がおすすめです。
わが家で使っているのは、足立醸造の国産有機醤油。
しょうゆを変えるだけで、いつもの煮物がびっくりするほどおいしくなります。
コクがあって、刺身や冷や奴、目玉焼きなどで味わうとおいしさが引き立ちます。
安いしょうゆには、化学調味料や発がん性の疑いがある「カラメル色素」「サッカリンNa」などが添加されていることもあるので要注意。
くわしくはこちらの記事もチェックしてみてください。
▼ 無添加しょうゆ5選 ~安いしょうゆは添加物たっぷりのニセモノ? ▼
味噌にこだわるなら、
手軽で便利な「出汁入りの味噌」には、化学調味料が添加されていることが多いです。
わが家では、ひかり味噌 麹の花を使っています。
そのほかにも、フンドーキンの味噌や信州味噌もおいしくておすすめです。
基本調味料に次いで出番が多いのは、こちらの5つ。
それでは、ひとつずつみていきましょう。
みりんにこだわるなら、原材料は「米、米麹、焼酎」のみの本みりんがおすすめ。
スーパーでよく見かける「みりん風調味料」は本みりんとはまったくの別もの。
みりん風調味料は、シロップを原料に化学調味料や酸味料で味付けをし、カラメル色素で色をつけた、いわば「添加物の液体」のようなものです。
たとえばサバの煮つけなどをつくれば、違いはすぐにわかります。「みりん風調味料」で煮付けを朝つくったとすると、夜には色が飛んで、生臭くなってしまいます。一方、「純米みりん」ではどうか。2~3日経ってもピカピカに光っておいしそうです。生臭さもないし、煮崩れもしません。
食品の裏側 / 安部 司(著)より引用
おすすめは角谷文治郎商店の有機三河味醂。
これを使うといつもの料理がワンランクアップしたような味わいに仕上がります。
まろやかな甘みがとっても上品。
ちなみに、昔ながらの製法で作られた本みりんは、そのまま飲んでもおいしいのが特徴。昔はお正月のおとそとしても飲まれていたそうです。
料理酒にこだわるなら、原材料は「米、米こうじ」のみの純米酒がおすすめです。
料理酒もみりんと同じく、ホンモノ風のものが多くあります。
ホンモノ風の安い料理酒には、「ブドウ糖」「水あめ」「化学調味料」「乳酸」など、あらゆる添加物が入っています。
おすすめは、福来純の純米料理酒。
わが家では1.8リットルのものを買って、詰め替えて使っています。
大容量な分、普通サイズより価格も安くておすすめです。
ソース類によく使われる添加物は、調味料(アミノ酸等)。
調味料(アミノ酸等)の問題点
調味料(アミノ酸等)の主な成分は「グルタミン酸ナトリウム」。
摂りすぎると「中華料理症候群」と呼ばれる、頭痛や体のしびれなどの健康障害を引き起こします。
さらに、グルタミン酸ナトリウムの原料はアメリカ産のトウモロコシなので、遺伝子組み換えの可能性が高く、とても安全とは言えません。
添加物を避けていても気を付けたいのは、原材料の「ブドウ糖果糖液糖」や「酵母エキス」。
この2つは「無添加」の表示があっても使われていることが多く、「安心」とは言い難い原料で作られています。
\ くわしくはこちらをタップ /
ブドウ糖果糖液糖は「砂糖よりも安価」「温度が低いとより甘味を感じる」などの理由から、
炭酸飲料やスポーツドリンク、乳酸菌飲料、アイス、ノンアルコールビール、菓子パン、みりん風調味料、焼き肉のたれなど、さまざまな商品に使われています。
ブドウ糖果糖液糖の問題点は、こちら。
ブドウ糖果糖液糖は血糖値の急上昇・急降下を引き起こします。
これは脳内で「幸福感」と「やる気のなさ」が、ジェットコースターのように浮き沈みしている状態。
脳はまた「幸福感」を求めて、ブドウ糖果糖液糖の入った商品を欲してしまうことに繋がります。
摂りすぎることで、肥満や依存といったリスクがあります。
酵母エキスとは、「酵母」を原料として、抽出・エキス化したもの。
「精製処理をしていない」という理由から、食品添加物ではなく食品として分類されます。
ただ、この酵母エキスは限りなく化学調味料に近い存在。
安価で手軽に旨味を加えることができるうえ、表示上は「無添加」。
そのため、「無添加」と謳ったさまざまな加工食品に使われています。
酵母エキスには、
などのリスクがあります。
強烈なうまみ成分で味覚が麻痺し、天然の味が分からなくなってしまいます。
さらに、原料が遺伝子組み換え作物である場合、アレルギー症状が出る可能性があります。
ソース類でおすすめは光食品のものたち。
\ それぞれの原材料はこちらをタップ /
原材料名:カキエキス(カキ(広島県)、食塩)、砂糖、醤油(大豆・小麦を含む)、食塩、みりん、有機ばれいしょでんぷん、魚醤(いかを含む)、有機レモン
※ カキエキスは広島産のカキを使用
※ 醤油は国内産丸大豆・小麦より醸造した本醸造醤油、食塩はシママース、みりんは三河みりん
※ 魚醤は日本近海で獲れたいかと食塩だけを原料とし、じっくり熟成発酵させた魚醤
※ 澱粉は国産ばれいしょ(遺伝子組換えでない)
原材料名:有機野菜・果実(たまねぎ、トマト、みかん、にんにく、にんじん)、醸造酢(米酢)、糖類(砂糖、有機糖みつ)、食塩、香辛料
※ 主原料の野菜・果実(たまねぎ、トマト、みかん、にんにく、にんじん)は100%国産
※ 醸造酢は国産米100%でアルコール不使用の純米酢
※ 食塩は天日乾燥の原塩
※ 香辛料は、胡椒、ナツメグ、丁字、ローレル、桂皮等の原形及び粉末を使用
原材料名:有機野菜・果実(たまねぎ、みかん、にんじん、トマト、にんにく、レモン)、醸造酢(米酢)、糖類(砂糖、有機糖みつ)、食塩、でんぷん、香辛料
※ 主原料の野菜・果実(たまねぎ、みかん、にんじん、にんにく、レモン、トマト)は100%国産
※ 醸造酢は国産米100%でアルコール不使用の純米酢
※ 食塩は天日乾燥の原塩
※ 香辛料は、胡椒、ナツメグ、丁字、ローレル、桂皮等の原形及び粉末を使用
ソースは野菜類を煮詰めてスパイスで味を整えますが、かなり糖分が多い商品もあります。なかには原材料名に「砂糖」がいちばん最初に書かれたものも。その商品は野菜ではなく、砂糖をメインに作られているということなので要注意です。
マヨネーズの約70%は油でできています。
つまり「どんな油が使われているか」はかなり重要。
マヨネーズにこだわるなら、
ものがおすすめ。
おすすめは松田のマヨネーズ。
原材料すべてにこだわりを持って作られたマヨネーズ。
原材料名:食用なたね油(国内製造)(遺伝子組換えでない)、卵、りんご酢、食塩、蜂蜜、マスタード、ニンニク、コショウ、ショウガ
甘口と辛口がありますが、違いはマスタードの量。
辛口は、後味が少しピリッとする程度の辛さです。
そのほかのおすすめマヨネーズは、下記の記事を参考にしてみてください。
▼ 無添加マヨネーズの落とし穴 ~おすすめ3選と避けたい原材料~ ▼
ケチャップにこだわるなら、
がおすすめ。
気を付けたい原材料は、ソース類の章でもお伝えした「ブドウ糖果糖液糖」。
市販のケチャップには、かなりの確率で使われています。
おすすめはiHerbで購入している、Annie’s Naturals オーガニックケチャップ。
原材料名:トマトペースト*、水、きび砂糖*、海塩、ホワイトビネガー*、ドライ玉ねぎ*、オールスパイス*、クローブ*(「*印」がついたものはオーガニック食材)
甘さと酸味のバランスが絶妙で、コクがあっておいしいケチャップ。
680gも入っているので、コスパも◎。
\ iHerbは紹介コードを使うとお得 /
お会計のときに紹介コード【 DJQ529 】を入力すると、初回の方もリピーターの方も5%OFFで購入することができます。何回でも繰り返し使えるコードですので、ぜひお使いください。
そのほかのおすすめは、下記の記事を参考にしてみてください。
▼ 無添加ケチャップおすすめ5選 ~避けたい添加物と選び方~ ▼
続いては、料理のうまみのカギとなる「だし」をご紹介していきます。
それでは、ひとつずつみていきましょう。
和風だしによく使われている添加物は「調味料(アミノ酸等)」。
そして「無添加」と謳っていても「酵母エキス」が入っていることが多いです。
おすすめは、こちら。
原材料名:鰹荒節(指宿市・山川産)、いわし煮干し(九州産)、昆布(北海道産)、椎茸(九州産)
※ 完全無添加・天然素材のみ使用
粉末タイプなので、いろんな料理にササっと入れるだけ。
パックタイプと違い、好きな分量だけ使えるので手軽で便利ですよ。
そのほか、パックタイプなどのおすすめはこちらの記事も参考にしてみてください。
▼ 茅乃舎だしは無添加ではない?避けたい原材料と無添加だしの選び方 ▼
コンソメは、ダントツで前田家がおすすめです。
原材料名:鶏肉(国産)、玉ねぎ(国産)、キャベツ(国産)、人参(国産)、セロリ(国産)、おから(国産)、(一部に鶏肉・大豆を含む)
粉末タイプなので、炒め物にも使えて便利。
スープなどを作るときには、こちらのだしパックに入れて使うと粉っぽさが気になりません。
無漂白のお茶パック
無添加のものだと、ほかにはこちらもおすすめです。
鶏がらスープのもとも、前田家がおすすめ。
原材料名:鶏肉(国産)、おから(国産)、(一部に鶏肉・大豆を含む)
食塩不使用なので、小さなお子さんがいるご家庭でも、塩分量を調整できて便利です。
前田家のだしは、袋を開けた瞬間にとっても良い香りが広がります。
さいごは、料理には欠かせない油を4つご紹介します。
それでは、ひとつずつみていきましょう。
オリーブオイル選びのポイントは、こちらの3つ。
どの油でも言えることですが、まず遮光性の瓶に入っていることが大前提。
プラスチックのものは、BPAが溶け出すリスクや油が酸化する可能性があります。
オリーブオイルには、エクストラバージン以外にも種類がありますが、
それ以外は化学溶剤を使用していたり、高温で精製しトランス脂肪酸を含んでいるので「良い油」とは言えません。
わが家では、iHerbで購入しているGAEA エクストラバージンオリーブオイルを使っています。
これもおすすめです↓
ちなみに、日本製のエクストラバージンオリーブオイルは要注意。
イタリア、ギリシャ、スペインなどで使用されているオリーブオイルの規格では「エクストラバージン」は、圧搾法であること、かつ薬剤抽出をしてはいけないという決まりがありますが、日本ではこの世界規格が適用されていません。
そのほかのおすすめは、下記の記事を参考にしてみてください。
なたねはほとんどが輸入で、遺伝子組み換え作物の可能性が高いです。
なたね油を選ぶときには、国産のなたね、もしくは有機JAS認定などオーガニックのものがおすすめです。
特徴的な香りは好みが分かれるかもしれませんが、無香タイプのものもあります。
ごまは油成分が多いので、薬剤抽出する必要がなく、そのほとんどが圧搾法で作られています。
煎り方が強いと香りが強い色の濃いごま油になり、煎り方が弱いと香りが穏やかな淡いごま油になります。
セサミンという強い抗酸化物質が含まれていて、酸化しにくいことが特徴です。
おすすめは、オーサワの圧搾ごま油。
サラッとしていて使いやすく、フタを開けると香ばしいごまの香りが広がります。
クセがないので色んな料理で活躍してくれます。
バターの代わりにも使えるギー(Ghee)。
ギーとは、無縁発酵バターを煮詰めて、水分・たんぱく質・糖分などを取り除いた高純度のオイルです。
つまり、バターから純粋なオイルだけを残したもの。
2014年には、アメリカの自然療法協会が発表した「体に良いアブラ・ベスト5」でナンバーワンに選ばれています。
バターとの違いは、大半のカゼイン・乳糖が取り除かれているところ。
カゼインフリーを心がけている方にも、おすすめの調味料です。
おすすめはiHerbで買えるこちら。
ほかには、成城石井やカルディで見かけるこちらもおすすめ。
ギーを選ぶときは、「グラスフェッドのもの」や「オーガニック」のものがおすすめです。
揚げ物や炒め物など、油を高温で熱するとトランス脂肪酸が発生する恐れが高まります。ギーやバター、ココナッツオイルは「飽和脂肪酸」と言い、高温でもトランス脂肪酸が生じないので高温調理におすすめです。
あらためて、おすすめの調味料はこちら。
和食の基本調味料5選
料理の幅が広がる調味料5選
うまみだし3選
料理に欠かせないオイル4選
「無添加生活は何から始めればいいの?」と迷っている方は、調味料を見直してみることがおすすめです。
何気なく使っていたものに、意外な添加物が入っていることもあります。
とはいえ、ひとつずつ買い揃えるのは大変という方には、オーガニック系の宅配サービスがおすすめです。
ひとつの場所で、食品から調味料まで、こだわりの原材料で作られたものを買い揃えることができます。
くわしくは下記の記事もぜひ参考にしてみてください。