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砂糖が子どもに与える影響|イライラ・癇癪が増える理由と補食でできる対策

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「子どもに砂糖ってあまりよくないって聞くけど、実際どうなの?」

「最近イライラや癇癪が増えているけど、もしかして食べ物の影響…?」

そんなふうに感じたこと、ありませんか?

結論からお伝えすると、砂糖の摂りすぎは血糖値を大きく乱し、心と体のバランスに影響を与えることがあります。

とくに子どもは感情のコントロールが未発達なぶん、影響を受けやすいもの。

だからこそ、おやつの選び方には少し意識を向けておきたいところです。

今回は、分子栄養学の視点から「砂糖が子どもに与える3つの影響」と、

日常に取り入れやすい補食としてのおやつの提案をまとめました。

目次

砂糖が子どもに与える3つの影響

「甘いもの=太る、虫歯になる」だけではありません。

子どもにとって砂糖が“やばい”と言われる理由は、大きく分けてこの3つです。

砂糖が“やばい”と言われる理由
  • 血糖値が乱れ、メンタルに影響を与える
  • 中毒性があり、やめられなくなる
  • ビタミンB群を消耗し、脳の働きが不安定に

ひとつずつ見ていきましょう。

血糖値が乱れ、メンタルに影響を与える

精製された砂糖は、体にすばやく吸収されやすく、血糖値を一気に上げてしまいます。

するとその反動でインスリンが過剰に分泌され、今度は血糖値が急降下。

この“乱高下”が繰り返されることで、

  • イライラしやすい
  • 攻撃的になる
  • 癇癪を起こす
  • 集中できない

といった情緒面の不安定さにつながることがあります。

特に感情のコントロールが難しい小さな子どもにとっては、こうした変化がそのまま行動に表れやすいのです。

中毒性がある

市販のお菓子に使われているのは、ほとんどが白砂糖や異性化糖(ぶどう糖果糖液糖など)。

これらは自然由来の甘味と比べて強烈な甘さがあり、脳の報酬系を強く刺激します。

その結果、

  • 「もっと食べたい」
  • 「やめられない」
  • 「甘くないと満足できない」

といった**“お菓子依存”のような状態**に陥りやすくなります。

実際、白砂糖の中毒性は「コカイン並」とも言われるほど。

食べることで得られる幸福感や安心感が、だんだん「もっと…もっと…」と強くなってしまうんです。

ビタミンB群不足に陥る

砂糖(糖質)を代謝するときに必要なのがビタミンB群。

脳の働きを支える重要な栄養素ですが、甘いものの摂りすぎで大量に消費されてしまいます。

ビタミンB群が不足すると、

  • イライラ
  • 落ち込み
  • やる気が出ない
  • 緊張しやすい

といった、メンタル面での不安定さが起きやすくなると言われています。

子どもの気分の浮き沈みが気になるとき、栄養の視点から見直してみるのもひとつのヒントです。

おやつは甘いもの?それとも“補食”?

「おやつ=甘いお菓子」というイメージ、ありませんか?

もちろん、甘いもの=完全にNG!というわけではありません。

子どもにとっては楽しみのひとつですし、わが家でも“たまに”取り入れることもあります。

ただし、毎日甘いものが続くと、血糖値の乱れや栄養バランスの崩れにつながることも。

その結果、イライラしたり、落ち着きがなくなったりといった行動に表れやすくなります。

だからこそ、おやつは“補食”=食事で足りない栄養やエネルギーを補うものと捉えるのがおすすめです。

とくに低年齢の子どもは、一度にたくさんの量を食べられないことも多いため、補食の時間を使って、必要な栄養をこまめに摂ることが大切なんです。

甘いものが欲しくなるのは、体からのサインかも?

実は「甘いものが無性に食べたい!」というとき、体がSOSを出している可能性も。

たとえば…
  • 低血糖状態のとき(血糖値が下がっている)
  • 鉄不足のとき
  • エネルギーが足りていないとき

体は“手っ取り早くエネルギーになる糖”を欲して、甘いものを求めてしまうのです。

一方で、「しょっぱいものが食べたい」というときはナトリウムやミネラル不足のサインかもしれません。

スナック菓子ではなく、料理に使う塩を見直すだけでもミネラル補給につながりますよ。

補食で整えると、甘いものへの欲求が減ってくる

私自身の体感としても、3食しっかり食べて補食で栄養を補っていると、甘いものへの欲求が驚くほど少なくなると感じています。

子どもも同じ。

甘いお菓子が“楽しみ”ではなく“習慣”になってしまう前に、補食で土台を整えることが、気持ちの安定にもつながります。

それではここからは、体質に合わせたおすすめの補食をご紹介していきます。

補食の選び方|体質に合ったおやつで心と体をサポート

子どもにとっておやつは、ただの“間食”ではなく、心と体の栄養を整える大切なタイミング。

でも、どんな補食が合うかは、その子の体質や状態によって少しずつ違ってきます。

体質や状態によって、合う補食はちがう

「補食が大事なのはわかったけれど、何をあげればいいの?」

そう思う方も多いかもしれません。

でも、子どもの体質や今の状態によって、合う食べ物やサポートの仕方は少しずつ違ってくるんです。

たとえば…
  • 胃腸が弱くて少食な子
  • 朝が苦手でやる気が出ない子
  • 食欲も元気もあるけど、栄養をしっかりとっておきたい子 など

ここからは、そんなタイプ別におすすめの補食を紹介していきます。

「これ、うちの子に似てるかも?」と思ったところからチェックしてみてくださいね。

体質に合わせて選ぶ!おすすめの補食

子どもにとって補食は、ただの“おやつ”ではなく、体と心を整える大切な食事の一部。

でも、子どもによって体質はさまざま。

ここでは、「消化力の状態」や「低血糖傾向」に注目して、タイプ別におすすめの補食をご紹介します。

消化力が弱い子には…

まずはこんなチェックをしてみてください。

消化力チェック
  • お肉などのたんぱく質をあまり食べない
  • 少食で、すぐお腹いっぱいになる
  • おならやゲップが多い
  • 下痢や便秘がよくある

こういった傾向がある場合、消化力が弱めの可能性があります。

このタイプの子には、まずは胃のサポートが大切。

食事のときにレモン汁や梅干し、お酢などの酸味を取り入れて、胃酸の分泌を促してあげるのがおすすめです。

おすすめの補食(消化力弱めタイプ)

  • 良質なはちみつ(※空腹時にそのまま食べず、白湯に溶かすなどがおすすめ)
  • 野菜のポタージュ
  • フルーツ(バナナやすりおろしリンゴなど)
  • 茶碗蒸しや温泉卵

体にやさしく、消化の負担が少ないものを選ぶことで、エネルギー補給もしながら体調を整えていけます。

低血糖ぎみの子には…

次のチェックにも当てはまることが多い場合は、低血糖傾向かもしれません。

低血糖チェック
  • 朝なかなか起きられない
  • イライラしやすい
  • あくびが多い
  • ぼーっとしている/やる気が出ない

このタイプの子には、安定したエネルギー源になる補食がカギになります。

血糖値を急に上げない、ゆるやかにエネルギーを補うものを選びましょう。

おすすめの補食(低血糖タイプ)

  • 一口サイズのおにぎり
  • 干し芋
  • じゃがバターや焼きさつまいも

干し芋は「おやつっぽさ」もあるので取り入れやすく、冷凍保存もできて便利です。

消化力に問題がない子には…

特に消化トラブルも低血糖傾向もなさそうな子には、“体をつくる材料”をしっかり補える補食がおすすめです。

おすすめの補食(元気タイプ)

  • ゆで卵
  • 焼き鳥
  • 魚肉ソーセージ
  • ミートボールや唐揚げ(無添加の冷凍食品を上手に活用)

たんぱく質は、体をつくるうえで欠かせない栄養素。

忙しいときは、パルシステムや秋川牧園などの無添加冷凍食品をストックしておくと、手軽で安心です。

まとめ|甘いもの=完全NGではなく、“補食”をベースにする意識が大切

砂糖の摂りすぎは、ただ「太る」「虫歯になる」だけではありません。

血糖値の乱高下や、脳の栄養不足によって、イライラ・癇癪・やる気のなさなど、心の不調にもつながるリスクがあります。

でも、甘いおやつを完全に禁止する必要はありません。

子どもにとって「おやつ」は楽しみの時間でもありますし、ときどき取り入れることで気持ちが満たされることもあります。

だからこそ、日常の“ベース”を補食に置くことが大切。

体に必要な栄養をしっかりとれていれば、自然と甘いものへの欲求も落ち着いてくることが多いです。

ご紹介した補食の中から、お子さんの体質や状況に合うものを見つけて、

“おやつ=体と心を整える時間”として、楽しみながら取り入れてみてくださいね。

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