鉄フライパンの油ならしは毎回必要?1年使って分かったこと

「鉄フライパンって何回油ならしするの?」
「手入れがめんどくさそう…」
そんな疑問をお持ちではないですか。
結論からお伝えすると、
鉄フライパンの油ならしに「何回やる」という決まりはありません。
ですが、「正しい手順」と「適した油」を使えば、
油ならしは1回だけで十分です。
この記事を読めば、
鉄フライパンの「油ならしに関する疑問」をすべて解決することができますよ。
油ならしはいつまで?

冒頭でもお伝えした通り、
「何回やる」という決まりはありません。

私は最初の1回だけ油ならしをしました。
油ならしをやる理由は、
油を馴染ませることで、こげつきやサビを起こりにくくするため。
まずは「正しい方法」と「適した油」で油ならしを行うことが
鉄フライパンを使いこなす近道になります。
油返しとの違いは?


混同しがちな「油ならし」と「油返し」。
2つの違いをカンタンにみていきましょう。
油ならしとは?
油ならしをする理由は、焦げつきにくく、サビにくくするため。
フライパンの表面には小さな穴が開いています。この穴に油が入り込むことで、表面に薄い膜が作られ、焦げつきにくく、サビにくくなります。
手順は以下の通りです。
油ならしの手順
油をフライパンの深さの1/3ほどまで入れる
弱火で5分ほど熱する
油をオイルポットなどに移す
フライパンに残った油をキッチンペーパーで刷り込む
油返しとは?
油返しをする理由は、食材のこびりつきを防ぐため。
使い始めて間もないうちは、初回に油ならしをしても食材がこびりつきがち。しっかり油が馴染むまでは油返しをするのがおすすめです。
油返しの手順
フライパンを中火で温める
多めの油(大さじ3程度)をいれ、フライパンに油を馴染ませる
油が十分に温まったら油をオイルポットなどに戻す
調理に必要な油を入れて調理スタート
油ならしに向いている油


油ならしに向いている油は「乾性油」です。
乾性油とは
大豆油、ひまわり油、グレープシードオイル、クルミ油、エゴマ油、亜麻仁油、ベニバナ油など
乾性油を使う理由は、
字のごとく「乾きやすいので、温度が下がるとしっかりコーティングしてくれる」から。
しっかりコーティングするには、油が乾いて、素材の表面に安定した状態でいることが大事。
油ならしにおすすめはこちら。
鉄フライパンの油ならし|よくある疑問


最後に油ならしに関する「よくある疑問」をまとめてみました。
洗うときはコレ
鉄フライパンの油ならしは毎回必要?|まとめ
油ならしは初回は必須ですが、何度も繰り返しやる必要はありません。
油ならしのコツは、乾性油を使うこと。
もし洗剤で洗ってしまったら、
油膜が剥がれてしまっているので、改めて油ならしをしてください。
鉄フライパンの使い方
- 初回は「油ならし」をする
- 油が馴染むまでは、調理前に毎回「油返し」をする
- 調理後、熱いうちにタワシやささらを使い、お湯で洗う
- 水分をしっかり飛ばし、乾性油を塗って保管する
鉄フライパンは、一度買ったら一生もの。
素材も安心で、使いこなせるようになるとより一層、料理も楽しくなりますよ。
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