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「市販のベビーフードは本当に安全?」
「安心して食べさせられるベビーフードはある?」
この記事では、こんな疑問を解決していきます。
さまざまなメーカーから販売されているベビーフード。
なんとなく「赤ちゃん用に作られたものは安全だろう」と思っていませんか。
ですが、原材料をみてみると「安全とはいえない原材料」が使われていることも。
ベビーフード選びでは、
などが気を付けたいポイントです。
この記事を読めば、「ベビーフードの気を付けたい原材料」や「安全なベビーフード」がわかるようになりますよ。
>> おすすめの無添加ベビーフードをみてみる
ベビーフードで有名な「和光堂」。
スーパーなどでも売られているので、手軽に手にすることができます。
ただ、和光堂のベビーフードは「無添加」ではありません。
パッケージにもそのような記載は一切書かれていません。
では、実際どんな原材料が使われているのかみていきましょう。
原材料:たら、デキストリン、でん粉
一見、シンプルな原材料で作られているようにみえます。
気になるのは、デキストリン。
デキストリンはトウモロコシのでん粉から作られているので、遺伝子組み換えの可能性が高いです。
さらに、原材料のたらは「天然魚」なのか「養殖魚」なのかがわかりません。
養殖魚の問題点は、
などが挙げられます。
魚にこだわるなら、まずは鮮度を考慮して「国産」のもの。
そして、養殖よりも天然魚がおすすめです。
原材料:精白米(国産)、野菜(にんじん、キャベツ、さやいんげん)、かつお昆布だし、鶏卵、たまねぎピューレー、しらす、しょうゆ(小麦・大豆を含む)、ごま油、ぶどう糖、ちりめんエキス、米酢 / 増粘剤(加工でん粉)
まず、添加物に「加工でん粉」が使われています。
「加工でん粉」とは総称で、実際には11種類の添加物があります。
複数の添加物を使っていても、表示では「加工でん粉」のみの記載。どんな添加物が使われているのか知ることができません。
加工でん粉の問題点は、こちらの2つ。
EUでは、加工でん粉11種類のうちの2種類の乳幼児への使用を禁止しています。
EUでは「ヒドロキシプロピル化リン酸架橋でん粉」「ヒドロキシプロピルでん粉」の使用が禁止
日本では使用が許可されているうえ、一括表示で「加工でん粉」と書かれているため、
上記2種類を含んでいるのか消費者にはわかりません。
少なくとも、小さなお子さんのいるご家庭では避けたい添加物のひとつです。
さらに細かくみていくと、食品表示には「表示が免除される食品添加物」があります。
そのひとつが「キャリーオーバー」。
キャリーオーバーとは、使用されている原料自体が加工食品の場合、その原料にもともと含まれていた添加物は表示が免除になること。
たとえば、和風しらすチャーハンの原材料「しょうゆ」は、キャリーオーバーに該当します。
安価なしょうゆが使われている場合、「安息香酸」という毒性が指摘されている添加物が含まれていることがあります。
原材料:精白米(国産)、野菜(にんじん、かぼちゃ)、まいたけ水煮、まぐろ水煮(まぐろ、食塩)、チキンブイヨン、チキンエキス、植物油脂、食塩、米酢 / 増粘剤(加工でん粉)
添加物はさきほどと同じで「加工でん粉」のみ。
原材料をみてみると、植物油脂が使われています。
植物油脂とは、サラダ油のこと。
サラダ油には、
などの問題点があります。
さらに、「〇〇エキス」は表示上では「食品」扱いですが、その中身はうまみ成分に代表される「調味料(アミノ酸等)」と同じようなもの。
できれば避けたい原材料のひとつです。
ベビーフードの素材にこだわりたいという方は、
をチェックすることがおすすめです。
原材料を確認し、まずは添加物が使われていないこと。
そして、植物油脂やデキストリンなど、隠れ遺伝子組み換えが使われていないこと。
さらに、野菜や米は有機栽培や無農薬のものであれば、より一層安心です。
ベビーフードなどでよく見かける「乳児用規格適用食品」の表示。
これは、放射性物質の基準が「乳児用」と区分されているという意味です。
放射性セシウムの基準値
一般食品 | 乳児用食品 | |
---|---|---|
基準値 | 100 | 50 |
乳児向けに薄味になっている、安全な食材で作られているなどの意味はなく、
あくまで「放射性物質の基準値」のことを指しています。
ここからは、こだわりの原材料で作られた安心なベビーフードをご紹介していきます。
おすすめはこちらの5つ。
それでは、ひとつずつみていきましょう。
味千汐路のベビーフードのポイントはこちら。
「5ヶ月~」から「12ヶ月~」のものまで種類も豊富(21種類)で、魚や肉を使ったものも揃っています。
野菜はすべて国産有機野菜、魚は国産の天然魚、肉(鶏肉)は徳島県産の神山鶏を使用しています。
manmaのベビーフードのポイントはこちら。
manmaは旬の新鮮な野菜を使っているので、季節ごとにラインアップが変わります。
「5ヶ月~」から「11ヶ月~」のものまであり、おじやタイプの商品が多く揃っています。
manmaのすごいところは、パッケージに野菜の生産元が書かれていること。
ここまで細かい情報を開示している商品はほかにはありません。
リトルワンズのベビーフードのポイントはこちら。
リトルワンズは、使用している食材の安全性がダントツに高いです。
たとえば、
など、安心素材のみで作られています。
さらに、「18カ月ごろ~」「2歳ごろ~」といったラインアップもあり、
お出かけや忙しいときのストックとしてとても重宝してくれます。
グリーンマインドは、食品添加物は使わず、米と水だけで仕上げたお粥の離乳食です。
特徴はこちら。
商品のラインアップは、「シンプルな白がゆ」「有機にんじんが入ったおかゆ」「天然だしを使用しただし仕立てがゆ」の3種類。
離乳食初期や中期は、おかゆをすりつぶす必要があり、手間や時間がかかります。
グリーンマインドの商品は初期から使えるシンプルなものそろっているので、いそがしいときにストックがあると便利です。
地球畑のベビーフードのポイントはこちら。
パウチに入った有機米のおかゆのシリーズと、瓶に入った野菜ペーストがあります。
種類は少なめですが、「5ヶ月ごろ~」から「12ヶ月ごろ~」まで、幅広い月齢で使うことができます。
地球畑は有機農家のお店。ベビーフードだけでなく、有機野菜の販売や有機米、果物、天然魚、自然飼育のお肉など、さまざまな商品を取り扱っています。収穫野菜の出荷先は、オイシックス、らでぃっしゅぼーや、大地を守る会、ビオ・マルシェ、秋川牧園など。
今回は、市販のベビーフードの安全性についてご紹介しました。
あらためて、原材料にこだわって作られたベビーフードを選びたいという方には、
こちらの5つがおすすめです。
一般に、日本人は1日あたり約10gもの食品添加物を摂取しているといわれ、1年間で4kg、50年で200kgにもなるといわれています。
そして、安全性に疑問が残る添加物もたくさん使われているということが現状です。
普段の食事でなるべく添加物を避けたいという方には、オーガニックの食材宅配がおすすめです。
下記の記事もぜひ参考にしてみてください。