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スーパーで売られている野菜やくだものは、同じ大きさ・形で、虫食いもなく、どれもキレイなものばかり。
しかし、そのキレイな見た目の裏側には、ジャバジャバとあらゆる薬剤を振りかけているという現実をご存じでしょうか。
今回は、農薬の危険性や日本の現状、野菜の選び方について、くわしくお伝えしていきます。
そもそも「農薬」とは、殺菌剤・殺虫剤・除草剤など、農業の効率化を図るために使われる薬剤の総称を指します。
日本で使われている農薬で、使用量が多いのはこちらの2つ。
どちらも神経毒性農薬であり、基準値以下であっても慢性的摂取により、
などが起こるとされています。
ここからは、有機リン系農薬とネオニコチノイド系農薬のそれぞれをくわしく解説していきます。
有機リン系農薬の代表といえば、グリホサートを主成分とした除草剤「ラウンドアップ」。
こちらは、2015年に世界保健機関の外部組織「国際がん研究機関」が
「ヒトに対しておそらく発がん性がある」というカテゴリーに指定しました。
これに伴い、
など、各国で対策がとられています。
一方、日本は2016年に内閣府食品安全委員会が「ラウンドアップは安全」とし、
現在も至るところで、大量のラウンドアップが使われているという現状があります。
日本で有機リン系農薬に次いで、2番目に使用量が多い「ネオニコチノイド系農薬」。
ネオニコチノイド系農薬は、
などの特徴があります。
こちらも健康への影響を懸念し、各国では対策がとられています。
諸外国では、規制強化や禁止の措置をとっているなか、
日本だけは、2015年-2017年に3農薬とアセタミプリドの基準緩和を行っています。
たとえば、日本のアセタミプリドの残留基準値(ppm)はこちら。
食 品 | 日 本 | E U |
---|---|---|
イチゴ | 3 | 0.05 |
ブドウ | 5 | 0.5 |
キャベツ | 3 | 0.7 |
ブロッコリー | 2 | 0.4 |
茶 葉 | 30 | 0.05 |
EUと比較すると、日本は5倍から600倍も基準が緩いことが分かります。
日本では、ネオニコチノイド系農薬の使用量がここ10年で3倍に増加しています。
これと並行するように、発達障害の増加がしているという事実があります。
2015年国際産婦人科連合は「農薬や環境ホルモンなど有害な環境化学物質のばく露によりヒトの生殖、出産異常が増え、子どもの脳機能や発達障害が増加している」と警告を発しました。
食卓の危機より引用
ここまでお伝えしてきたように、日本は世界の流れとは逆行するように、
農薬使用の基準を緩和しています。
日本は、単位面積あたりの農薬使用量が世界トップクラス。
中国、韓国に次いで3番目の多さです。
スーパーで売られている野菜やくだものに、どれほどの農薬がかけられているかご存じですか?
下記の表は、慣行栽培の農産物防除暦の一例です。
食 品 | 栽培期間の目安 | 農薬使用回数 |
---|---|---|
イチゴ | 7-6月 | 66回 |
トマト | - | 64回 |
ナス | 6-11月 | 34回 |
ほうれん草 | 5-10月 | 24回 |
虫食いひとつない農作物をつくるために、殺菌剤や殺虫剤が何十回も散布されています。
さらに問題なのは、複合的な影響を考慮していないところ。
個々の作物の農薬残留基準値は定められていても、
複数の野菜・くだものを同時に摂ったときの影響はわからないのです。
ここまで、農薬の危険性についてお伝えしてきました。
ここからは、「どんな野菜やくだものが安全か」についてお話していきます。
農作物の栽培方法には、このような種類があります。
栽 培 方 法 | 特 徴 |
---|---|
慣 行 栽 培 | 化学合成農薬や化学肥料、化学合成土壌改良剤などを 必要に応じて利用しているもの |
特 別 栽 培 ( 減 農 薬 ) | 慣行栽培と比較し、 農薬・化学肥料の使用量が50%以下のもの |
無 農 薬 栽 培 | 生産期間中に農薬を使用しないもの。 厳格な基準がないため、土壌に農薬が残っていたり、 ほかの畑から飛散してくることもある |
有 機 栽 培 | 国で定められた基準(有機JAS規格)に沿って、 農薬・化学肥料不使用で育てられたもの |
自 然 栽 培 | 耕作や除草、農薬散布などは行わず、自然の力だけで育ったもの。 明確な定義がないので、内容はさまざま |
とくに記載がなければ、それは「慣行栽培」の野菜やくだもの。
「無農薬栽培」は安全なイメージがありますが、しっかりとした基準がないため、
土壌に農薬や化学肥料が残っていることもあり得ます。
上記のなかでおすすめは「有機栽培」の野菜やくだもの。
その理由は、「有機」と名乗るには、下記のような厳しい条件があるから。
これらの条件をクリアしたものだけが「有機」と名乗ることができます。
日本全国で作られている有機野菜の割合は、たった0.24%。
とても希少な存在であることが分かります。
有機野菜を手に入れるには、オーガニックの宅配サービスがおすすめです。
なかでもおすすめは、こちらの5社。
それぞれ、取り扱う野菜はこちら。
宅配サービス | 取り扱う野菜 | 全体の割合 |
---|---|---|
大地を守る会 | 有機・無農薬・減農薬 | 農薬不使用が88% |
ビオ・マルシェ | 有機 | 100% |
ココノミ | 有機または無農薬 | 100% |
坂ノ途中 | 農薬・化学肥料不使用 | 100% |
秋川牧園 | 農薬・化学肥料不使用 | 100% |
ビオ・マルシェで取り扱う野菜は、有機野菜100%。
大地を守る会も、有機・無農薬のものが全体の88%を占めています。
ココノミ、坂ノ途中、秋川牧園は、有機JAS認定でない野菜もありますが、すべての野菜が化学合成農薬・化学肥料不使用のもの。
有機JAS認定の取得には、莫大な時間や費用を要します。
小規模な農家では負担が大きいので、取得しないことも多くあります。
上記3社は、環境管理や安全性に強いこだわりがある宅配サービスです。
有機JAS認定がなくても、安心して手に取ることができます。
ここからは、5つの宅配サービスについてかんたんにご紹介していきます。
ビオ・マルシェの特徴は、すべての野菜に「有機JASマーク」がついていること。
他社では、減農薬(通常の5割以下の農薬使用)も扱っていることが多いなか、
有機野菜のみを扱っている希少な存在です。
もちろん、野菜だけではなく、
など、扱う商品の品質にこだわっています。
お試しセットは、季節の旬の野菜が8-9品入って1,500円(税込)。
有機野菜に興味がある方は、手軽に試せるチャンスです。
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大地を守る会では、野菜だけでなく、肉・魚・卵・生活雑貨と幅広い商品を取り揃えています。
そしてすべてのジャンルで独自の厳しい基準があり、その基準は業界トップレベル。
たとえば、
など、すべての食材の安全性が高いことが特徴です。
大地を守る会のお試しセットは、4,700円相当の野菜やくだもの10品が入って1,980円(税込)。
こちらもかなりお得なキャンペーンですので、気になる方は公式サイトからチェックしてみてください。
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ココノミの一番の特徴は、「テロワール野菜」。
テロワール野菜とは、無農薬・無化学肥料だけでなく、
野ざらしの大地で育てている野菜のこと。
この栽培方法により、凝縮された野菜のうまみを感じることができます。
また、ほかの宅配サービスと違い、好きな野菜をひとつひとつ選べるところも魅力です。
初回限定で、1,980円(税込)で好きな野菜8品を選べるキャンペーンをしています。
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坂ノ途中では「100年先もつづく、農業を。」というモットーのもと、
化学合成農薬・化学肥料不使用の野菜を作っています。
わが家でも、坂ノ途中の定期宅配を利用しています。
提携している農家は、西日本に約350軒。
放射能の基準は国の1/10と、他社と比べても厳しい基準を設けています。
定期宅配は、3回分送料無料で試すことができます。
\ 初回3回分の送料無料 /
秋川牧園は、山口県にあるひとつの自社農場と5軒の農家が、年間60種類以上の野菜を栽培しています。
化学合成農薬や化学肥料は使わず、有機質の健康なたい肥で野菜を育てています。
「口に入るものは間違ってはいけない」の企業理念のもと、安全性に対するこだわりがもっとも高いと言える宅配サービスです。
お試しセットは送料無料2,000円(税込)。
野菜だけでなく、こだわりの卵や肉も入っています。
\ こだわりの野菜やお肉が入ったお試しセットが2,000円(税込)/
スーパーで売られている慣行栽培の野菜やくだものには、驚くほどの農薬が使われています。
そして、諸外国では対策がとられるなか、日本では規制を緩和しているという現実もあります。
とくに、妊娠中の方や小さなお子さんがいるご家庭では、気を付けるに越したことはないです。
安全な食材を楽しみたい方は、ご紹介した宅配サービスもぜひ参考にしてみてください。