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「豆腐の値段の違いって何?」
「豆腐にも添加物が使われているの?」
この記事では、こんな疑問を解決していきます。
そもそも豆腐には「無添加」のものは存在しません。
必ず「凝固剤」を混ぜて固めることで作られています。
ただ、この凝固剤にも種類があります。
さらに、1丁30円ほどの破格で売られている豆腐には「凝固剤」以外の添加物も使われています。
この記事を読めば、
がわかるようになりますよ。
豆腐は大豆から豆乳を作り、「にがり」という凝固剤を混ぜて固めることで作られます。
この「にがり」は、塩を作るときにできる副産物。
にがりは添加物に分類されるため、
昔ながらの製法で作られた豆腐でも「無添加」のものは存在しません。
「無添加の豆腐」はないものの、スーパーで売られている豆腐はどれも同じではありません。
たとえば、
3パックセット/数十円で売られている豆腐の原材料はこちら。
ある豆腐の原材料名
丸大豆(カナダ又はアメリカ)(分別生産流通管理済み)、食塩 / 凝固剤(塩化Mg(にがり))、消泡剤(グリセリン脂肪酸エステル、レシチン、炭酸Mg)
凝固剤以外に「消泡剤」が使われています。
この消泡剤は、避けたい成分。
また、凝固剤にも種類があり、上記で使われている「塩化Mg」は人工的に作られた添加物です。
それでは、安全な豆腐を選ぶにはどんな点を注意すればいいのか、
次の章でくわしく解説していきます。
無添加豆腐を選ぶときのポイントは、こちらの3つ。
それぞれについて、くわしくみていきましょう。
大豆の国内自給率は、約7%ほど。
つまり、ほとんどが海外から輸入されたものです。
輸入大豆にはポストハーベスト農薬や、遺伝子組み換え大豆の可能性などの不安があります。
気を付けたいポイントは、パッケージに「国産大豆使用」と書かれたものは輸入大豆と混ぜて作られている場合もあります。
必ず「国産大豆100%使用」と書かれたものか、原材料名をしっかり確認することがおすすめです。
豆腐に使われる凝固剤は、下記の5種類あります。
選ぶなら「天然にがり」を使用した豆腐。
天然にがりは、海水から塩を抽出するときにできる液体のこと。
海中のミネラルが詰まっていて、うまみもあります。
一方、天然にがり以外は「乳化にがり」といい、乳化剤や植物油脂、酸化防止剤などを混ぜています。
乳化剤は「加工助剤」「キャリーオーバー」という法的ルールによって、添加物の表示が免除されています。
なので、乳化にがりも「塩化マグネシウム(にがり)」としか表記されません。
豆腐を作る過程で、豆乳を加熱するとたくさんの泡が出ます。
その泡を、一瞬でぱーっと消してくれるのが消泡剤。
短時間で大量に作り、安く売るためには欠かせない添加物です。
よく使われる成分はグリセリン脂肪酸エステルなどの乳化剤。
これは油と水を混ぜ合わせる作用があり、化学的には合成界面活性剤と呼ばれます。
つまり、合成洗剤のこと。
実際、豆腐用の消泡剤は、大手合成洗剤メーカーが作っています。
また、消泡剤は表示の義務がないため、豆腐を選ぶときには「消泡剤不使用」と書かれたものがおすすめです。
ここからはスーパーやネットで買える「おすすめの豆腐」をご紹介していきます。
スーパーでも「国産大豆」「天然にがり」のみの豆腐をみつけることができます。
たとえば、こちら。
原材料は、丸大豆(国産)と天然にがりのみ。
ちなみに、「充填豆腐」とは豆腐パックに水が入っておらず、豆腐が隙間なく入っている状態の豆腐のこと。
充填豆腐は日持ちするというメリットがある一方、
水にさらす工程がないので、アクが抜けず苦味を感じることがあるというデメリットがあります。
続いて、ネットで買える安心な豆腐はこちらの3つ。
価格はちょっと高級ですが、こわだりのおいしい豆腐たちです。
栃木県佐野の出流原の湧水、国産大豆、天然にがりだけで作られた豆腐。
絹と木綿の各4丁(1丁300g)セット。
クセがなく、濃厚すぎない味なので、毎日食べても飽きないおいしさの豆腐です。
国産丸大豆と天然にがり(塩化マグネシウム含有物)だけで作られた豆腐。
椿き家は、スーパーではほとんど見かけない、国産有機大豆だけで作られた無調整豆乳もおすすめです。
こちらは、冷蔵庫で2週間ほど日持ちする、便利な充填タイプの豆腐。
原材料の大豆は、「国産」かつ「有機大豆」を使って作られたこだわりの豆腐です。
豆腐は離乳食初期から使える食材のひとつ。
赤ちゃんに食べさせるものは、安心な原材料で作られたものが安心です。
あらためて、安全な豆腐の選び方のポイントはこちら。
原材料は「国産大豆」と「天然にがり」だけで作られたシンプルなものがおすすめです。
豆腐だけでなく、「口にするものは安全なものを選びたい」という方には、オーガニックの食材宅配がおすすめです。
スーパーで安全な食材を探す手間もなくなり、いろんなオーガニック商品と出会うことができます。
下記の記事もぜひ参考にしてみてください。