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危険な添加物ガイド
調味料ガイド
日本で認可されている食品添加物の数は、約1,500種類。
これは、欧米諸国と比較すると桁違いの数字です。
海外では使用が禁止されている添加物も、日本では使われているということ。
海外の日本食スーパーで、「Caution!!」つまり、アメリカでは使用禁止のものが使われています、というどくろマークがついている食品を見つけて驚いたことがあります。
裏を見て「おいしい」を買う習慣 / 岩城紀子 より引用
全ての添加物を避けることは難しいです。
しかし、危険度の高い添加物を知っておくだけでも、買い物の選択肢が変わるかもしれません。
今回は、特に避けるべき食品添加物を12個ご紹介していきます。
避けたい添加物12選 早見表
発 が ん 性 が あ る 添 加 物
添加物名 | 用途 | 食品(例) |
---|---|---|
亜硝酸ナトリウム | 発色剤 | ウインナー、ハム、明太子 |
安息香酸Na | 保存料 | 栄養ドリンク、清涼飲料水 |
臭素酸カリウム | 小麦粉改良剤 | 製パン |
タール色素 | 着色料 | お菓子、菓子パン、紅しょうが |
OPP・TBZ・イマザリル | 防カビ剤 | 輸入くだもの |
アスパルテーム・スクラロース | 合成甘味料 | カロリーゼロ商品、お菓子 |
BHA・BHT | 酸化防止剤 | バター、マーガリン |
強 い 毒 性 が あ る 添 加 物
添加物名 | 用途 | 食品(例) |
---|---|---|
亜硫酸塩 | 漂白剤 | ワイン、煮豆、かんぴょう |
次亜塩素酸ナトリウム | 殺菌剤 | カット野菜、魚介類、肉類 |
一 括 表 示 が 可 能 な 添 加 物
添加物名 | 用途 | 食品(例) |
---|---|---|
カラメル色素 | 着色料 | ソース、コーヒー、コーラ |
リン酸塩 | 結着剤 | ハム、ソーセージ |
味 覚 を 壊 す 添 加 物
添加物名 | 用途 | 食品(例) |
---|---|---|
調味料(アミノ酸等) | うまみ成分 | 惣菜、スナック菓子、弁当 |
特に気を付けたい添加物を、以下の項目ごとにご紹介していきます。
それでは、ひとつずつ見ていきましょう。
「発がん性の可能性がある添加物」は、こちらの7つ。
変色を防ぐための発色剤、保存性の向上のために使用される添加物。
ウインナー、ハム、明太子、おにぎりなど…
毒性が非常に強く、食べ続けるとガンのリスクがあります。
特に、肉に含まれるアミンという物質と合わさることで、
化学反応を起こし、発がん性物質が発生する可能性が高まると言われています。
腐敗を防ぐための保存料として使用される添加物。
栄養ドリンク、清涼飲料水など…
毒性が強く、毎日摂取した場合、胃や腸の細胞に負担がかかる可能性があります。
さらに、ビタミンCと一緒に摂取することで、
発がん性が明らかとなっているベンゼンに変化すると言われています。
パンをやわらかくしっとりにするための添加物。
明らかな発がん性があり、EUでは使用が禁止されている添加物です。
山崎製パンが使用していることで有名です。
食品に鮮やかな色彩を加えるための添加物。
赤色○○号、黄色○○号などの表記。
明太子、菓子パン、お菓子、紅ショウガなど…
タール色素は、全12種類の使用が認められています。
そのいずれも発がん性の疑いがあります。
赤色102号は、子どもに蕁麻疹を引き起こす可能性が指摘されています。
輸入されたレモン、グレープフルーツ、オレンジなどに使われる防カビ剤。
食べ続けることで、がんが発生したり、先天性障害児が生まれる確率が高まると考えられています。
妊娠中の方は特に気を付けたい添加物のひとつです。
自然界に存在しない成分を人工的に作ったもの。
カロリーゼロ商品、お菓子、アイスなど…
砂糖の何百倍もの甘味を持つにも関わらず、ゼロカロリーなことが特徴です。
発がん性の疑いがあるほか、
頭痛やめまい、不眠、味覚障害などの健康被害をもたらす可能性があります。
食品が酸化して品質が低下することを防ぐための添加物。
バター、マーガリン、冷凍魚介類、乾燥魚介類など…
遺伝子に異常を起こさせ、発がん性とも関係があると言われています。
オーストラリアやスウェーデンでは全面禁止、
アメリカでは乳幼児への使用を禁止しています。
近年では食品にはあまり使われなくなりましたが、
化粧品やシャンプーには使われていることがあるので、注意が必要です。
「強い毒性がある添加物」はこちらの2つ。
漂白剤や保存の目的として使われる添加物。
ワイン、煮豆、かんぴょう、えびなど…
ワインを飲むと頭痛がするという人は、酸化防止剤(亜硫酸塩)が原因の可能性があります。
亜硫酸塩には強い毒性があり、人によっては頭痛や胃痛を引き起こすことがあります。
殺菌や食中毒防止のために使われる、カビキラーやハイターと同じ主成分の殺菌剤。
魚介類や肉、カット野菜の食中毒防止のために使われています。
食品添加物のなかでも最も毒性が強いものですが、
使用したあとに洗い流すという理由で、表示が免除されています。
薬品のニオイが気になるものは、避けたほうがいいかもしれません。
一括表示とは、同じ目的(香料として、乳化剤としてなど)で使われた複数の添加物は、
用途名で表示できるというルール。
「一括表示が可能な添加物」はこちらの2つ。
ソース、コーヒー、コーラ、お菓子など、褐色に着色するために使われる着色料。
カラメル色素はⅠ~Ⅳの4種類あり、なかでもⅢとⅣは発がん性が認められています。
しかし表示では「カラメル」「カラメル色素」としか記載されないため、
どれが使われているのか知ることができません。
食材の食感や見た目、保存性を高めるために使われる添加物。
ハムやウインナーには、肉のくっつき度を高める接着剤として使われます。
あらゆる加工食品に使われていますが、表示には「リン酸塩」と書かれていないこともあります。
たとえば、こちら。
プロセスチーズなどの乳製品に使うときは「乳化剤」
コンビニのパンやおにぎりなどに使うときは「pH調整剤」
コーラなどの清涼飲料水に使うときは「酸味料」
一括表示が可能なため、リン酸塩が使われているのか分からないものも多くあります。
リン酸塩は毒性は少ないと言われていますが、
ミネラルと結合する性質があり、体にとってはこれは大問題。
本来腸で吸収されるべきミネラルが、吸収されずに体内に排出されてしまいます。
加工食品をたくさん食べることで、結果としてミネラル不足につながります。
「味覚を壊す可能性がある添加物」はこちら。
調味料(アミノ酸等)とは、L-グルタミン酸ナトリウムをメインにしたもの。
いわゆる「うまみ」を出すための化学調味料。
使われていないものを探すことがたいへんなほど、あらゆる加工食品に使われています。
調味料(アミノ酸等)の問題点は、あらゆる食品に添加されているので、
使われていないと「物足りない」「おいしくない」と感じてしまうこと。
小さいころからこの味に慣れてしまうと、食材本来のおいしさが分からなくなり、
大人になっても化学調味料を取り続けることに繋がります。
食品添加物を使うことで、「安い」「便利」「手軽」などのメリットがあります。
もちろん、それぞれの添加物は国の基準を満たしています。
しかし、安全の基準は、ヒトではなくネズミの実験結果から決められているそうです。
さらに、ひとつひとつの添加物は基準値内でも、複数の添加物を摂取したらどうなるかということは不明です。
1日に10種類の添加物を食べていたら…
それを毎日続けていたら…
日々の食事の添加物を意識することで、体に変化があるかもしれません。
日々の添加物を減らしたい方は、オーガニックにこだわった食材宅配サービスがおすすめです。
下記の記事もぜひ参考にしてみてください。