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「オリーブオイルの8割は偽物って本当?」
「どうやって見分ければいいの?」
こんな疑問をお持ちではないですか?
日本に出回っているオリーブオイルは、その8割が偽物とも言われています。
その理由は、日本の「エキストラバージンオリーブオイル」に明確な基準がないから。
結論からお伝えすると、オリーブオイルにものすごくこだわりたい方は、
IOC(国際オリーブ協会)の基準をクリアしたものを選ぶのがおすすめです。
この記事を読めば、オリーブオイルを見分けるポイントや
おすすめのオリーブオイルを知ることができますよ。
オリーブオイルを見分けるポイントはこちらの5つ。
ひとつずつ、さらっとお伝えしていきます。
酸化を防ぐために、遮光性のビンに入ったものがおすすめです。
外見でわかりやすいので、覚えておきたいポイントです。
遮光性のビンに入っていても、
使って何度もフタを開けると徐々に酸化はしてきます。
小さめのサイズで、2ヶ月以内に使い切れるものがベスト。
コールドプレスとは、オリーブに熱を加えず圧力をかけてオイルを搾り取る方法のこと。
コールドプレス製法は、商品に記載してあることがほとんどなので、
パッケージを見ればすぐにわかりますよ。
安すぎるものは「いろんな産地のオリーブを混ぜ、絞った国はイタリア」ということもありえます。
この場合、オリーブの産地は「イタリア」と名乗ることができます。
そのほかにも、オリーブの実を摘んで、すぐに絞ることが大事なのですが、
摘んだあと何日も放置したものも「エキストラバージンオリーブオイル」と名乗ることができてしまうので、
安すぎるオリーブオイルは要注意です。
オリーブオイルの基準は、世界基準と日本基準で違いがあります。
酸度 | 風味や香りの評価区分 | |
---|---|---|
国際オリーブ協会(IOC) | 酸度0.8%以下 | あり |
日本のJAS法 | 酸度2%以下 | なし |
日本で売られているオリーブオイルは、
世界基準を満たしていなくても「エキストラバージンオリーブオイル」と名乗ることができます。
すごーくこだわりたい方は、
IOCやJOA(一般社団法人日本オリーブ協会)の認定マークがついたものを選ぶのがおすすめですよ。
JOAは日本で唯一、IOCに加盟している団体組織です
毎年開催されている「国際エクストラバージンオイル品評会」で受賞したものもおすすめです
オイルって使わないほうがヘルシーっていうイメージないですか?
でも、油を極端に抜く生活は、ホルモンバランスの乱れや肌荒れにも影響します。
大切なのは、「質のいい油を選ぶこと」。
ここからはオリーブオイルを摂るメリットについて
くわしくお伝えしていきます。
野菜って生で食べるとヘルシーなイメージがありますが、
生で食べている量って実はかなり少ないです。
野菜は生で食べるより加熱したほうが、かさが減り、摂取量も増えますよ。
また、オイル蒸しは、脂溶性ビタミンの吸収率もアップします。
ビタミンA・D・E・Kなどの脂溶性ビタミンは、水に溶けにくく油に溶けるという特徴があります。
そのため、脂溶性ビタミンを多く含む野菜とオリーブオイルを一緒に摂ることで、
栄養素を効率的に摂取することができますよ。
おすすめのオイル蒸し↓
オリーブオイルは消化吸収が良い油。
「腸活」は意識していても「消化力」って気にしてない方が多いと思います。
でも、そもそも食べたものをきちんと消化できていないと、
未消化の食べ物がそのまま腸に行き、腸壁を傷つけたり、腸内環境を乱す原因につながります。
腸活より先に、消化力を整えることが何より大切ですよ。
オリーブオイルには、オレイン酸が豊富に含まれています。
オレイン酸は小腸で吸収されにくい性質があり、そのまま大腸に届きます。
すると、大腸の壁が刺激され、動きが活発になることで便秘改善も期待できます。
また、オレイン酸のような大腸に直接届く油分は、
便の潤滑油にもなり、便の排泄をスムーズにしてくれる作用もあります。
ここからは、おすすめのオリーブオイルを5つご紹介していきます。
こだわりの条件で作られ、かつ高すぎないものを厳選しました。
本格的なオリーブオイルのなかではリーズナブルなアルチェネロ。
成城石井やカルディでも買える店舗もありますよ。
オリーブオイルにレモン果汁をプラスしたもの。
レモンのクセも強すぎず、サラダのドレッシングやカルパッチョ、カプレーゼなど、
そのままいただくオイルとしておすすめです。
フルーティーな香りと、少しピリッとする辛さがやみつきになります。
さらっとしていて、どんな料理にかけてもおいしくなるオイルです。
さっぱりしていて、いろんな料理で使えるオリーブオイル。
「トーストにかけると香ばしくってとてもおいしい」との口コミもありました。
スーパーにもよく売っているボスコに「プレミアム」があるってご存知ですか。
こちらの商品は、オリーブオイルの世界基準を満たしたこだわりのオイル。
フルーティな味わいを楽しめるオイルです。
最後は、オリーブオイルのよくある疑問についてお答えしていきます。
未開封の場合は、ビンに記載されている期限が賞味期限です。
大体1年半-2年くらいのものが多いです。
開封後は期限に関わらず酸化が進みますので、2-3ヶ月以内に使い切るのがベストです。
暗くて涼しい場所が最適です。
光が当たったり、温度が高い場所だと酸化が進んでしまうので、
キッチンの棚のなかや引き出しに保管しておきましょう。
オリーブオイルをよく使う地中海食の実験では、
地中海食によって心血管疾患のリスクを30%減らすことができ、
糖尿病予防や認知症とも関係があると言われています。
とはいえ、油ですので摂り過ぎには注意しながら、適量を取り入れるのがおすすめです。
安いオリーブオイルのなかには、ほかの植物油を混ぜて作られたものもあります。
多くの植物油は種子から絞っていますが、
オリーブオイルはオリーブの果実から採ります。
つまり、果実を絞ったジュースのようなもの。
さらに、主成分のオレイン酸のおかげで酸化もしずらいという特徴もあります。
オリーブオイルをよく使う地中海食を食べる地域では、
脳卒中や糖尿病、認知症のリスクが少ないという研究結果もあります。
良質な油を適量とることは、
など、日々の生活でもたくさんのメリットがありますよ。
油については、こちらの記事もぜひ参考にしてみてください。