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「子どもにはどんなお菓子が安心なの?」
「添加物の少ないお菓子ってある?」
こんなお悩みをお持ちではないですか?
市販のお菓子は、たっぷりの添加物と安価な原材料で作られているものがほとんど。
さらに、添加物のなかには有害性が指摘されているにも関わらず、国が安全性を主張し、使い続けているものもあるという現状です。
海外の日本食スーパーで、「Caution!!」つまり、アメリカでは使用禁止のものが使われています、というどくろマークがついている食品を見つけて驚いたことがあります。
裏を見て「おいしい」を買う習慣 / 岩城紀子 より引用
この記事では、お菓子によく使われる添加物のなかでも「これだけは避けるべき」というものを5つご紹介していきます。
「添加物を使っていないお菓子」もご紹介していますので、ご興味ある方は最後までチェックしてみてください。
お菓子によく使われる、避けたい添加物はこちらの5つ。
それでは、それぞれをくわしくみていきましょう。
食品添加物のなかで、もっとも多く使われているのが合成甘味料です。
合成甘味料は、砂糖の数百倍の甘みがあるのにカロリーはゼロ。
ごく少量で砂糖と同じ甘みを出せるので、コストダウンになり、砂糖の代わりに多くの加工食品に使われています。
なかでもお菓子によく使われているのは、下記の3つ。
アスパルテームの甘味度は、砂糖の約200倍。
世界で2番目に多く使われている合成甘味料です。
人口甘味料アスパルテーム
— YAMATO (@NL77nZnpmHsDjO8) December 7, 2021
さまざまな菓子、ガム、ドリンクに使われております。
購入前に原材料の確認を。 https://t.co/rigEqQ9KUz pic.twitter.com/LbF5ZtOzY4
清涼飲料水、ガム、あめ、ゼリー、チョコレート、清涼菓子、ダイエット甘味料など
脳腫瘍との関係が取りざたされていて、白血病を引き起こす可能性も指摘されている
アスパルテームには必ず「L-フェニルアラニン化合物」という言葉が添えられています。
その理由は、フェニルケトン尿症の子どもが摂ると、脳に障害が起こる可能性があるため。
注意喚起の意味で、必ず併記されています。
そもそも、添加物は「健康に害がない」という前提で使われているはずなのに、このようなリスクを認めたうえで使用を続けているのは疑問が残ります。
スクラロースは、砂糖の約600倍の甘みがあります。
自然界にまったく存在しない化学合成物質のため、体内に入ると、分解されずに異物となって体中をグルグル巡ります。
飲んだあとに気づいたんだがスクラロースっていう人工甘味料がはいってるじゃないかぁぁぁぁ!!!!(カロリーゼロって時点で気づけばよかった) pic.twitter.com/7aQOHkHrPc
— Pirosiki 0919 (@karakuri1987) April 21, 2021
清涼飲料水、ガム、菓子、ドレッシング、漬物、ゼロカロリー商品など
いちばんの問題は「有機塩素化合物」の一種であるということ。
有機塩素化合物は毒性が強いものが非常に多いです。
たとえば、
など、ほぼすべてのものが生物や環境に害を与えてきたものばかりです。
妊娠したウサギに体重1kgあたり0.7gのスクラロースを強制的に食べさせた実験では、下痢を起こして、それにともなう体重減少がみられ、死亡や流産も一部で見られたのです。さらに、動物実験では、脳にまでスクラロースが入り込むことが分かっています。おそらく人間の場合も、同様なことが言えるでしょう。
体を壊す10大食品添加物 / 渡辺雄二より引用
アセスルファムKは、砂糖の約200倍の甘みがあります。
スクラロースと同じく、体内で代謝することができません。
つまり、消化・分解されることがほとんどないということ。
体にとって何もプラスにはなりません。
ゼロのジュースには大抵入ってるアセスルファムK pic.twitter.com/P7EJD1U5BF
— Rei (@MOND_FULL) December 26, 2016
清涼飲料水、ガム、菓子、ドレッシング、漬物、ゼロカロリー商品など
合成甘味料はカロリーゼロのため、「血糖値が上がらない」「太らない」ということを売りにしています。
しかし、実際には糖尿病にもなるし、肥満にもなるという研究結果がいくつも報告されています。
初期に開発された人工甘味料であるズルチンやチクロは、中毒性、発ガン性、肝機能障害、催奇形性など深刻なトラブルが指摘され、現在では使用禁止となっています。いま認可されている人工甘味料のなかにも、こうしたリスクを抱えているものがあるかもしれません。
「お菓子中毒」を抜け出す方法 / 白澤卓二より引用
「安全性が高い」と言って使用していた添加物が、急に「発がん性がある」という理由で使用禁止になることは、過去に何度もあります。
そして、添加物の安全性の確認は、主にネズミを使った動物実験。
その結果をもとに「このくらいなら大丈夫だろう」という推測で使用量を決めているという現状です。
日本で認められているタール色素は全部で12品目。
タール色素は、原材料名では「着色料(赤102、黄4)」「赤色2号」などと表記されます。
菓子、清涼飲料水、アイスクリーム、氷菓、ソーセージ、漬物、たらこなど
発がん性、遺伝毒性、染色体異常、アレルギー性、赤血球数減少など
とくに避けたいのは、赤色40号、赤色102号、黄色4号、黄色5号の4つ。
これらは発がん性の可能性があるとされています。
EUでは、着色料を含むすべての商品に「子どもの活動や注意力に悪影響を与える可能性があります」との表示が義務付けられています。
そのほか、赤色2号はアメリカでは使用禁止、赤色104号、105号、106号はほとんどの国で使用禁止のなか、日本だけは現在も使用を認めています。
タール色素は、自然界に存在せず、環境中でも体内でも分解されないという点では、プラスチックと同じです。したがって、これらを食品に混ぜるということは、ある意味では、プラスチックを混ぜることと同じなのです。
体を壊す10大食品添加物 / 渡辺雄二より引用
カラメル色素は、天然着色料のなかでもっともよく使われている添加物。
コンビニのお弁当やパスタ、スーパーで売られている飲料、レトルト製品など、あらゆるものに使われています。
ソース、清涼飲料水、洋酒、菓子、ラーメン、スープ、しょうゆなど
カラメルⅢ、Ⅳは発がん性物質を含んでいる
カラメル色素が厄介なのは、I〜Ⅳの4種類あるにもかかわらず、一括表示が認められているということ。
4種類のどれが使われていても、原材料には「カラメル色素」「着色料(カラメル)」としか記されません。
カラメルⅠとⅡはそれほど毒性がないものの、
ⅢとⅣには4-メチルイミダゾールという発がん性物質が含まれています。
カラメル色素が使われた製品は、ⅢかⅣが使われている可能性もあるので、避けたほうが無難です。
調味料(アミノ酸等)とは、L-グルタミン酸ナトリウムをメインにしたもの。
いわゆる「うまみ」を出すための化学調味料。
使われていないものを探すことが大変なほど、あらゆる加工食品に使われています。
摂取しすぎると「中華料理症候群」と呼ばれる、頭痛や体のしびれなどの健康障害を引き起こす
調味料(アミノ酸等)の問題点は、あらゆる食品に添加されているので、
使われていないと「物足りない」「おいしくない」と感じてしまうこと。
小さいころからこの味に慣れてしまうと、食材本来のおいしさが分からなくなり、
大人になっても好んで化学調味料を取り続けることに繋がります。
ガムベースはその名の通り、ガムの基材となるもの。
一括表示が認められている添加物です。
ガムベースは、一昔前までは天然由来の植物性原料「チクル」で作られていましたが、現在ではほとんどのガムに「酢酸ビニル樹脂」が使われています。
酢酸ビニル樹脂は、石油系プラスチックの一種。
焼却時にダイオキシンを発生させる塩化ビニルの原料や、接着剤、合成繊維などの製造にも使われています。
ポリマー(重合体)の酢酸ビニル樹脂に発がん性はないが、発がん性のあるモノマー(単量体)を含む可能性がある
また、ガムは前述した「アスパルテーム」などの合成甘味料を含むことも多いので、食べないほうが無難です。
それでは、どんなお菓子を選べばいいのか?
安全なお菓子選びのポイントは、こちらの3つ。
無添加のお菓子でも、「質の悪い油」や、ブドウ糖果糖液糖や水あめなどの「遺伝子組み換えの可能性がある原材料」を使っているものがたくさんあります。
パッケージの「無添加」の文字だけで安心せず、しっかりと原材料名まで確認することがおすすめです。
ここからは「お菓子を買うならどれがいいのか?」についてご紹介していきます。
添加物不使用のお菓子を、下記の6つの項目に分けてみました。
チョコレートによく使われている添加物は、乳化剤・香料・着色料・保存料など。
下記の2つは、「無添加」かつ「ココアバター」を使用しています。
植物油脂では実現できない、なめらかなくちどけを楽しむことができます。
スーパーなどで見かけるチョコレートのなかでは、明治ミルクチョコレートがシンプルな原材料でおすすめです。
添加物の「香料」は一括表示が認められているものですが、明治ミルクチョコレートで使われているのはバニラ香料のみだそうです。
クッキーで心配な原材料は、輸入小麦やマーガリン・ショートニングなどの質の悪い油。
おすすめは、こちらの2つ。
お米で作られた無添加クッキー。
小麦・卵・乳製品を使っていないので、アレルギーがある方でも安心して食べることができます。
市販のものだと、森永製菓のマクロビ派ビスケットがシンプルな原材料でおすすめです。
原材料名
砂糖(てんさい糖)(国内製造)、食用なたね油、オーツ麦フレーク、小麦粉、ヘーゼルナッツ、小麦全粒粉、アー モンド、くるみ、ココアパウダー、ひまわり種子、食塩
小麦粉はおそらく輸入のものを使用しています。
ポテトチップスはお菓子のなかでも、とくに添加物が多く使われています。
ほとんどのポテトチップスに使われている添加物は調味料(アミノ酸等)。
これは、味覚を壊す添加物とも言われているので、とくに子どもは食べ過ぎないようにしたい添加物です。
おすすめは、こちら。
原材料は、国産のじゃがいも、国産こめ油、焼き塩のみで作られています。
市販では、イオンの塩だけで味付けしたポテトチップスがおすすめ。
原材料は、ばれいしょ(国産)、植物油、食塩のみ。
油は植物油が使われています。
せんべいによく使われている添加物も、調味料(アミノ酸等)。
また、しょうゆ味のせんべいは、原材料のしょうゆに実は添加物がたっぷり入っているということもあります。
おすすめは、こちら。
こちらの商品は、原材料はうるち米、生醤油(小麦、大豆)のみ。
固めで噛み応えのあり、濃いめの味付けがクセになるせんべいです。
アイスクリームによく使われる添加物は、乳化剤・香料・着色料・安定剤など。
おすすめは、こちらのアイスクリーム。
添加物を一切使わずに、原材料にもこだわりをもって作られています。
豊富なフレーバーのなかから、好みのものを選べるのも魅力です。
市販では、ハーゲンダッツの抹茶味・ストロベリー味や、井村屋のあずきバーが添加物なしでおすすめです。
ゼリーには、人工甘味料や香料、ゲル化剤、酸味料、PH調整剤など、たくさんの添加物が使われています。
おすすめは、ノースカラーズの無添加ゼリー。
原材料はすべて国産のものを使用しています。
ノースカラーズでは、ゼリー以外にもビスケット、きなこねじり、かりんとうなど、無添加のお菓子が豊富に揃っています。
あらためて、お菓子の避けたい添加物はこちらの5つ。
添加物のなかには、安全性が不確かなまま使用され続けているものがいくつもあります。
さらに、その安全性のチェックはひとつずつのみで、複数の添加物を同時に摂った際の影響はまったくわかっていません。
すべての添加物を避けることはもちろん難しいですが、「どんなものが使われているのか」を知るだけで、選択肢も広がります。
お菓子以外にも、「口に入れるものは安全なものを選びたい」という方にはオーガニック系の宅配サービスがおすすめです。
以下の記事もぜひ参考にしてみてください。