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「洗剤さらさの無添加はウソ?」
「赤ちゃんに使っても大丈夫?」
この記事では、こんな疑問を解決していきます。
結論からお伝えすると、洗濯洗剤さらさは無添加ではありません。
赤ちゃんにも使える優しい成分を売りにしていますが、
「アタック」や「アリエール」と同じ合成界面活性剤も含まれています。
使われている合成界面活性剤のひとつ「LAS」は、人体や環境への影響がもっとも懸念されているものです。
この記事を読めば、「洗剤さらさが危険な理由」や「赤ちゃんにも安心な無添加洗剤」がわかるようになりますよ。
洗剤さらさといえば「無添加」のイメージが強い商品です。
実際、パッケージにも「無添加」の文字があります。
ただ、よくみてみると「蛍光剤 ・漂白剤・着色料無添加」と書かれています。
つまりそれ以外の成分は使っているということ。
赤ちゃんにもやさしい成分であることを売りにしていますが、
合成界面活性剤は「アタック」や「アリエール」と同じものも使われています。
洗剤さらさで使われている成分はこちら。
成分名称 | 機能 / 配合目的 |
---|---|
水 | 工程剤 |
アルキルエーテル硫酸エステル塩 | 界面活性剤 |
ポリオキシエチレンアルキルエーテル | 界面活性剤 |
プロピレングリコール | 安定化剤 |
純せっけん分(脂肪酸塩) | 界面活性剤 |
直鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩 | 界面活性剤 |
クメンスルホン酸ナトリウム | 安定化剤 |
水酸化ナトリウム | pH調整剤 |
エチルアルコール | 安定化剤 |
クエン酸 | 水軟化剤 |
エタノールアミン | pH調整剤 |
DTPA塩 | 金属封鎖剤 |
アルコキシル化ポリエチレンイミン | 分散剤 |
香料 | 香料 |
ケア成分(セルロース系) | ケア成分 |
塩化カルシウム | 安定化剤 |
酵素 | 酵素 |
シリコーン | 泡調整剤 |
いろいろと難しそうな名前が並んでいますが、
このなかで、とくに気を付けたいのはこちらの3つ。
上記の3つは水生毒性が懸念されていて、PRTR制度で届出の対象に指定されています。
PRTR制度とは、人の健康や生態系に有害なおそれのある化学物質が、事業所から環境(大気、水、土壌)へ排出される量及び廃棄物に含まれて事業所外へ移動する量を、事業者が自ら把握し国に届け出をし、国は届出データや推計に基づき、排出量・移動量を集計・公表する制度です。
引用:経済産業省webサイト(https://www.meti.go.jp/policy/chemical_management/law/prtr/index.html)
それでは、それぞれをくわしくみていきましょう。
AESは、台所用洗剤として広く使われている合成界面活性剤。
AESには、たんぱく質変性作用があります。
台所洗剤を使うと、手の甲がヒリヒリして痛痒い感じになるという人も多いと思います。
これは、皮膚の細胞がたんぱく質の影響を受けていると考えられます。
実際、AESには皮膚刺激性があることが認められていて、動物実験ではAESがアレルギーを起こすことが分かっています。
POERは分解されにくいため、河川に流れ込んだ場合、魚などへの影響が大きい物質。
実際、POREが19ppm(ppmは100万分の1を表す濃度の単位)の水溶液にコイを入れたところ、
2分以内に死んでしまったという実験結果があります。
LASはもっとも代表的な界面活性剤です。
そして、人体や環境への影響がもっとも懸念されているものです。
LASは1個のベンゼン核があります。
このベンゼン核こそが、LASの要注意なところ。
ベンゼンは人間にがんを起こす発がん性物質です。
ベンゼン核が1個または2個からできている化学物質は、毒性が強いことが特徴です。
たとえば、
などでできています。
洗剤に含まれる化学物質は「すすぎ」で完全に洗い流せるわけではなく、多少は繊維に残っています。そして、残留した化学物質は、皮膚を刺激します。人によっては、それらの刺激でアレルギー反応が出ることもあります。
洗剤さらさは、香料も使われています。
くわしい成分はこちら → さらさに使われている香料
柔軟剤や洗濯洗剤には、「自然な香り」といっても合成香料が使われていることはよくあります。
香料は人によっては、吐き気や頭痛、のどのイガイガなどの症状が出る場合があり注意が必要です。
さらさ、匂いきつい気がする…
— よー☺︎4y&4m (@ym2ty8k0i4) April 7, 2022
実家の洗剤、なんか気持ち悪い臭いに変わってるから見てみたら「さらさ」。無添加うたってるけどダメだこりゃ…
— おむすび【公式】 (@omusubi_555) November 24, 2021
さらさの洗剤がにおい控え目って言うツイートをよく見かけるけど、普段無香料生活してるとさらさも臭いぞ。
— パン茶🍞🍵 (@pan_cha_) December 20, 2020
信じられないなら2週間、無香料生活して嗅覚リセットしてみると良い。
再び使い出したら臭くて使えないから。
うちも前は無添加さらさを使ってたんだけど、その時の服は本当に全部ずーーっとくさい。
— akemi*どん (@6donco) July 11, 2022
母の遺品として引き取った服は、アロマリッチ的なやつだったけど、この3年で20回以上石鹸で洗ったら何とかニオイは落ちた(はず)
さらさはそれに負けない。
ずっとニオイがするって、ちょっと怖い技術だな。
ここまで、合成界面活性剤の危険性についてお伝えしてきました。
では、どんな洗剤を選べばいいのかというと、おすすめは「せっけん」です。
せっけんの歴史は1万年以上あり、自然に近い成分で作られています。
生物に対する毒性も弱く、環境への影響が少ないことが特徴です。
せっけんか合成洗剤かの見分け方は、「品名」でわかります。
せっけん以外の商品でも、まずは「品名表示」で成分を確認して、合成界面活性剤や漂白剤などが入っていないものを選ぶことがおすすめです。
ここからは、おすすめの無添加洗濯洗剤をご紹介していきます。
おすすめはこちらの5つ。
成分:純石けん分(30%脂肪酸カリウム)
衣類などの繊維を傷めずに洗い上げるので、肌ざわりがやさしく、チクチク感もありません。
柔軟剤を使用しなくても、ふんわりと仕上がります。
洗濯洗剤、ハンドソープ、ボディーソープ、シャンプーとしてこの商品を使っています。無添加なので安心できますし、その上量が多くてコスパがいいので助かります。ほのかな石鹸の香りも個人的には好きです。
amazonレビューより引用
成分:純石けん分(30% 脂肪酸カリウム、脂肪酸ナトリウム)
ふんわりやわらかく洗い上がるので、柔軟剤は不要。
全自動洗濯機、ドラム式洗濯機どちらでも使うことができます。
使用して1ヶ月ほどになりますが、香りがないのはもちろんのこと、汚れ落ちも問題なし。原材料もシンプルなとこが更に良いです。自分が見ても分かる、知っている、言葉が並んだ原材料表示。やはり安心ですね。
Amazonレビューより引用
成分:純石けん分(30%脂肪酸カリウム)
溶解性にすぐれた液体せっけん。
香料は、天然ハーブ「イランイラン・ライム・ラベンダー・パルマローザ」を配合しています。
香りのレビューが良かったので購入。洗濯中や干してる間 ほのかに自然な香りが続きます。乾くとほぼ残っていないのがいいです。
Amazonレビューより引用
成分:アルカリ剤(炭酸塩)、水軟化剤(クエン酸塩)、安定化剤(エチルアルコール)、pH調整剤(乳酸)、香料(オレンジオイル)
合成着色料、合成香料、合成界面活性剤、防腐剤などを一切使っていません。
厳選された素材で作った石鹸ベースに配合するのは、植物オイルと天然ミネラルだけ。
化粧品に求められるような品質やグレードを注ぎ込んだ、こだわりの洗剤です。
適量を使い普通に天日干しただけで匂い残りはほとんど無し。天然由来の成分が主なのでしっかり洗い流されてるのかもしれません。
Amazonレビューより引用
成分:竹炭、竹炭灰、湧水(天然成分100%・無添加・無香料)
合成界面活性剤・漂白剤・柔軟剤・香料等は一切使用していません。
泡が立たず、すすぎも1回ですみ、繊維に余計なものが残る心配もありません。
本当に少しの量で洗えるのと、たまにですが部屋干ししても臭くなりません。ウールやシルクなども洗えるのが本当にありがたいです!もうこれ以外使いません!
Amazonレビューより引用
今回は、洗濯洗剤の避けたい成分についてご紹介しました。
洗濯洗剤は成分名が複雑でわかりにくいものが多いですが、
おすすめは、品名に「洗濯用せっけん」と書かれたもの。
せっけん以外の商品も、合成界面活性剤や漂白剤、蛍光剤などが入っていないものがおすすめです。
ナチュラルな成分でできた日用品をお探しの方は、
下記の記事もぜひ参考にしてみてください。